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封印した自己受容の先に自己肯定があった話

2018/09/30
 
あなたは愛の人です。
この記事を書いている人 - WRITER -
啓
カタカムナ音伝カード著者。生命の樹カウンセラー。宇宙と意識と本人が繫るお手伝いをしています。潜在意識、宇宙の法則、引き寄せの法則、受け取りの法則、自由になれる生き方を自らの体験と宇宙の物理学カタカムナからお伝えしています。ねことワインが大好き。

私が潜在意識について意識を向け始めた時、なぜかフェイスブックで「犬の殺処分ゼロ」の記事ばかり目に止まるようになりました。

潜在意識が自分に必要なことを、私の世界の中でメッセージとして伝えてくれる、そんな話を聞いたばかりの時、
私はなぜ「犬の殺処分ゼロ」の記事ばかりが目に止まるのか分かりませんでした。

猫を飼っている私はネコ派!のはず。
なのになぜ????

そんな風に思っていたある日、私の目に飛び込んできた記事の犬の画像を観て、一気に過去が蘇りました。

その画像の犬が、私の昔、可愛がっていた飼い犬の「トコちゃん」に見えたからです。

うな垂れて下を向いて座っている犬、、、殺処分を待っている犬の画像です。

トコちゃん!
私は全てを思い出しました。

今から35年前、私が短大1年生の終わり頃、父が転勤になりました。
5年住んだ札幌から大阪支店への転勤です。

私は短大の途中だったので、そのまま札幌に残ることにしました。
その際、柴犬のミックスであったトコちゃんと、住んでいた社宅をそのまま私が1人で住んでもいいということになりましたが、私は広い一軒家に犬と一緒に1人で住む気にはなれませんでした。

それに私はちょうど遊び盛り。
自由な一人暮らしに憧れてもいました。

兄は大学生活で、すでに違う土地で一人暮らしをしていましたし、家族も年頃の娘が1人でこんな一軒家に住むのは、やはり不自然に思ったようで、犬は父と母が大阪に一緒に連れて行くことになりました。

ですが、転勤先に用意された社宅は都会の高層マンション。
もちろん、犬猫は飼育禁止です。

トコちゃんは外で飼われていた中型犬。
ベランダでの生活に馴染めませんでした。

ベランダでは吠え続け、散歩に行っても落ち着かず、
マンションの中では犬猫は内緒で飼われていた世帯が何軒かあったようですが、小型犬がほとんど。
トコちゃんのような中型犬は、散歩に連れて行くのも人目を避けなければならず両親は大変だったようです。

トコちゃんもノイローゼ。
両親もノイローゼ。

両親は手放すことを考え始めました。
でも、大人になったトコちゃん、引き取り手などありません。
そこで、両親はある日、トコちゃんを処分することを決心します。

家族の中で、一番トコちゃんと仲良くしていたのは私です。
一緒に住んでいる時は、毎朝散歩に連れて行くのは私の役割でした。
トコちゃんも私に一番懐いていてくれたと思います。

私は自分は札幌で自由な一人暮らしを続けながら、トコちゃんの様子をよく両親に聞いていました。
両親は「元気だよ~」って言ってくれていました。

ある時、私が帰省すると、トコちゃんの姿がありません。
両親に尋ねると、「ここのマンションでは飼うのが大変だったので、一軒家の家に住んでいる知人に引き取ってもらったよ」と言うのです。

私は会いにいきたいと言いましたが、両親は「せっかく馴染んだのだから、今行っては、トコちゃんのためにならない」と言いました。

その通りだなと思った私は、トコちゃんの幸せを願って、忘れることにしました。

それから15年ほど経った時、兄と飲んで語り合う機会がありました。
その時、兄が、「お前は何も知らない」と語り始めました。

兄の話によると、両親からトコちゃんの処分を頼まれたそうです。
保健所に連れて行ったのは兄なのだそうです。

「いやな役割だった」と兄は言いました。
兄の辛かった経験と感情を知りました。

私はその時、悲しみでいっぱいになりましたが、もちろん両親も兄も誰も責められず、自分があの時、一緒に札幌の家に住んでさえいれば!と、罪悪感で押し潰されました。

涙がとめどなく流れ、どうしていいか分からなくなっていました。
兄は「お前にはひた隠しに隠してきたけど、もういいだろうと思って。」と言っていました。

両親も兄も、私の知らないところで、私を守りながら辛い秘密を共有していてくれました。

私は、自分が家族の犠牲になっていた想いがあったのですが、こんなに守られ愛されていたんだと、衝撃と同時に改めて思ったことを覚えています。

ただ辛すぎたのです。

私は辛すぎて、現実を受け取らないことを無意識下で選んだようです。
その後、自分の記憶からその事実をすっかり消してしまったのです。

それは軽い記憶喪失というか、
私は、すっぽりその記憶を失くしてしまいました。

その時から15年経ったその日、フェイスブックの画像から全てを突然思い出したのです。

潜在意識というものに触れ、潜在意識からのメッセージを意識することで、大事なことを思い出すことができました。

その時の私は(今もですけど)猫を飼っています。
その猫は、とても手のかかる猫で、便秘と下痢の繰り返し、療養食だけしか食べられず、それでもある程度しか良くならず、至る所に大便をします。

毎日のように私は床掃除に明け暮れることになります。

シッターさんにも「苦労されていますね」と言われています。

でも、そんな私に、トコちゃんがメッセージをくれています。
「どんなことがあっても手放してはいけない」と。
「それはペットのためじゃない、自分のためだ。」と。

本当にその通りだと思っています。

ありがとう。
トコちゃん。

私はそのことを、今になってやっと、心の奥底からの気付き、感謝できました。

当時、潜在意識の勉強をしていましたから、思考の修正を行いました。
でも、罪悪感は消えず、悲しみがあり、なぜ心からの感謝になるのか分かりませんでした。

でも、今は違います。
心からの感謝です。

自分のしたこと、犯した罪、愛されていたこと、トコちゃんを愛していたこと、家族の関係、自分が選択した事実、全てを受け容れ肯定する。

全てが自分で、自分が全て。
全ては一つなのです。

自分の世界の事実を事実として受け容れ認めること、
その先に肯定があります。

自己受容と自己肯定、
世界の全てを受容、世界の全てを肯定、
それが「分離」ではなく「統合」していくことです。

日々、潜在意識からのメッセージ、
あるいは、ハイヤーセルフ、妖精、天使、
なんでもいいのですが、
メッセージを受け取る!と決めてみてください。

そしてそこに意識を向けることで、
様々な気付きやメッセージを受け取ることができると思います。

それが、自分の今生でのミッションを果たすことに繋がるはずです。

ミッションというと、
大げさに考えてしまうかもしれませんが、
日常での自分が果たしたいことです。

感じたいことです。

そのことに上下もなければ、
大小も優劣もありません。

感じる感情自体が尊いのです。
それは、自分だけではなく、他人も、この世界に存在するもの全ても同じです。

今日もこの3次元に生きていられることにありがとう!なのです。
そして魂は、実は一つなのです。

あー、なんて言っていいか表現できないけど、
全てにありがとーーーーーーーーーッ!!

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啓
カタカムナ音伝カード著者。生命の樹カウンセラー。宇宙と意識と本人が繫るお手伝いをしています。潜在意識、宇宙の法則、引き寄せの法則、受け取りの法則、自由になれる生き方を自らの体験と宇宙の物理学カタカムナからお伝えしています。ねことワインが大好き。

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